海外クレジットカード手数料が4.50%に!三菱UFJニコスの値上げと損しない支払い方法【2026年】

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海外でクレジットカードを使い、あとから明細を見て「思っていたより高い」と感じたことはありませんか。

円安だけでなく、外貨を日本円へ換算する際の手数料も、旅行の出費を押し上げます。三菱UFJニコスは、対象カードの海外事務処理手数料を2026年11月から引き上げると発表しました。

対象のVisa・Mastercardは、税込3.85%から4.50%になります。10万円相当の買い物なら、手数料だけで4,500円です。

ただし、すべてのVisa・Mastercardが同じ料率になるわけではありません。支払方法を選び、店頭での通貨選択に気をつければ、負担を減らせます。

この記事では、値上げの内容、請求額が高くなる仕組み、クレジットカード以外の支払方法、海外旅行で実践したい対策を解説します。

※2026年10月に確認した情報です。料金や利用条件は変更される場合があります。

三菱UFJニコスの海外事務手数料はいつから上がる?

三菱UFJニコスの公式発表による、対象のVisa・Mastercardの改定内容は次のとおりです。

カード区分 改定前(税込) 改定後(税込) 適用開始日
三菱UFJカードの対象カード 3.85% 4.50% 2026年11月16日利用分から
NICOSカードの対象カード 3.85% 4.50% 2026年11月6日利用分から

対象にはフランチャイジー各社の発行カードも含まれ、一部カードは対象外です。国際ブランドだけでなく、自分のカードの商品名と発行会社で確認する必要があります。

開始日前の利用でも、加盟店からの売上データの受信日などによって新手数料が適用される場合があります。旅行日が改定前だから安心、とは言い切れません。

公式に示された改定理由は、金融情勢の変化と海外取引に関連するコストの増加です。ただし、案内では個別のコスト内訳まで示されていません。

JALカードのVisa・Mastercardは今回の値上げ対象外

同じ公式案内では、JALカードのVisa・Mastercardは従来の税込3.63%を継続するとされています。

「三菱UFJニコスだから全部4.50%」「Visaならどのカードも同じ」と判断せず、カードごとの条件を見ることが大切です。

出典:三菱UFJニコス・事務処理手数料改定のお知らせ

海外でクレジットカードを使うと、なぜ請求額が高くなる?

外貨建てショッピングの請求額は、基本的に次のように計算されます。

外貨の利用金額 × 国際ブランドの換算レート ×(1+海外事務処理手数料率)

例えば、100米ドルの買い物をして、ブランドの換算レートが1米ドル=150円だったとします。

手数料を加える前の金額は15,000円。海外事務処理手数料が4.50%なら675円が加わり、請求額は15,675円となります。

これは計算例であり、実際には適用日や端数処理によって金額が変わります。

ニュースで見る為替レートとカードの換算レートは違う

為替ニュースの「1ドル=150円」は、カードの最終的な請求レートを保証する数字ではありません。

対象カードでは、Visa・Mastercard側で集中決済された時点の所定のレートが使われます。買い物をした当日とは処理日が異なる場合があり、その間の為替変動でも請求額が変わります。

そこに海外事務処理手数料が加わるため、単純にニュースのレートを掛けた金額より高くなります。

出典:三菱UFJニコス・海外利用時の換算レート

手数料4.50%は、旅行全体ではいくらになる?

手数料を加える前の円換算額 3.85%の場合 4.50%の場合 値上げによる増加額
5万円 1,925円 2,250円 325円
10万円 3,850円 4,500円 650円
30万円 11,550円 13,500円 1,950円
50万円 19,250円 22,500円 3,250円
100万円 38,500円 45,000円 6,500円

※同じ換算レートを前提にした単純計算です。

値上げ幅は0.65ポイントですが、もともとの手数料を含めた負担は小さくありません。ホテル、食事、買い物が重なる旅行では、支払い方法を比較する価値があります。

海外では「日本円」と「現地通貨」のどちらを選ぶ?

基本は現地通貨を選びましょう。

海外の店やATMでは、「日本円で支払いますか?」と聞かれることがあります。円で金額が確定すると安心に感じますが、DCCという通貨換算サービスになっている場合があります。

DCCでは、加盟店やサービス提供側のレートで円換算され、追加費用も含まれます。カード会社による通常の外貨換算より割高になることがあるため、提示された円金額だけで判断しないことが大切です。

場面 基本的な選び方
米国の店でUSDかJPYを選ぶ USD
ユーロ圏の店でEURかJPYを選ぶ EUR
店員に円払いを勧められる 現地通貨での支払いを依頼
ATMに円換算の提案が出る 換算の承諾・辞退を確認し、原則として円換算を辞退

店員には「Local currency, please.」で伝わります。

ATMの「ACCEPT CONVERSION」は円換算を受け入れる選択の場合があります。ただし、表示は機械によって違うので、ボタンの色やYes・Noだけで決めないようにしましょう。

現地通貨を選んでも、カード会社の海外事務処理手数料は残ります。 DCCを避けることと、カードの手数料を抑えることは、別々の対策です。

出典:Visa・DCCの説明、SMBC信託銀行・DCCの注意点

海外での支払い方法は?クレジットカード以外の選択肢

海外の支払いは、クレジットカードだけではありません。費用、使える場所、残高管理の手間を含めて選びましょう。

支払方法 主な費用・確認点 活用しやすい場面
クレジットカード 海外事務手数料、年会費、還元、保険条件 ホテル・レンタカー、予備の支払い
通常の銀行デビット 海外事務手数料、口座残高 支出を口座残高内に収めたいとき
Wiseなどの多通貨対応カード 両替、入金、発行、ATMの費用 日常の外貨決済
Revolut 無料枠、時間外両替、入金、プラン料金 条件を管理しながら外貨決済したいとき
JAL Payなどのプリペイド 両替レート、対応通貨、チャージ条件 マイルと費用を比較して選ぶとき
両替した現金 両替レート、手数料、余った通貨の再両替 現金のみの店や少額支払い
海外ATMでの現金引き出し ATM費用、両替費用、借入なら利息 必要な現地通貨を調達するとき
スマホのタッチ決済 登録カード側の費用、現地での対応 対応店で手軽に払うとき

1.銀行のデビットカード:デビットだから安いとは限らない

銀行のデビットカードは、原則として口座残高から支払う仕組みです。

使いすぎを抑えやすい一方、海外利用では所定の換算費用がかかる商品があります。「クレジットカードではないから海外手数料も無料」とは考えず、商品ごとの料金表を確認しましょう。

ホテルなどのデポジットに使うと、保証金相当額が引き落とされ、返金まで残高を使えない場合もあります。

出典:りそな銀行・海外のホテル、レンタカー利用時の注意

2.Wise:両替の費用を確認して使う

Wiseは、複数の通貨を保有できるアカウントとデビットカードを提供しています。

保有残高と同じ通貨でのカード支払いは無料ですが、円から外貨への両替には通貨ごとの手数料がかかります。公式料金ページの「0.27%〜」は最低水準の案内であり、円から米ドルなどへの両替がすべてその料率になるわけではありません。

カード発行費用は現在1,200円です。少額の旅行では発行費用も含めて比較し、すでに持っている場合は両替・入金費用を中心に確認するとよいでしょう。

出典:Wise・料金表

3.Revolut:無料枠と時間外両替に注意

Revolutも海外決済の比較候補です。

現在の日本向けスタンダードプランの料金表では、月次サイクル30万円まで、為替市場営業時間内の外貨両替は為替手数料無料とされています。枠を超える部分は0.5%、市場営業時間外の両替にはさらに1%が加わります。

無料枠は暦月とは限らず、契約日を基準にした月次サイクルです。また、「週末」は旅行先の曜日感覚ではなく、料金表で定義されたニューヨーク時間が基準になります。

決済時に自動両替されるケースもあるため、事前に外貨残高と無料枠を確認しましょう。提示レートや入金費用も含めた総額で比較することが大切です。

出典:Revolut・スタンダードプラン料金

4.JAL Pay:マイル還元と両替コストを一緒に見る

JAL Payも海外で使える支払方法ですが、無料で外貨に替えられるわけではありません。

取り扱い通貨の提示為替レートには両替手数料が含まれます。取り扱い通貨以外では、Mastercardの所定レートに4.0%の海外事務手数料が加わります。また、クレジットカードからチャージした残高は事前両替ができません。

マイルが多くたまることと、最終的な支払額が安いことは別です。 JALカードや他の決済サービスと、同じ外貨額を支払うために必要な円金額で比較しましょう。

出典:JAL Pay・現地通貨に両替

5.現金:レートに含まれるコストと再両替に注意

現金にすれば、カードの海外事務処理手数料はかかりません。ただし、円を外貨へ替えるときのレート差や両替手数料は残ります。

「手数料無料」と書かれていても、受け取れる外貨額で比較する必要があります。余った外貨を円へ戻すと、もう一度両替コストがかかる場合もあります。

私なら、必要な少額の現金を用意し、現金しか使えない店やチップなどに使う方法を選びます。大量に両替する前に、旅先でどれくらい現金が必要かを調べておきたいところです。

6.海外ATM:現金調達の方法によって費用が違う

デビットやプリペイドカードで現地通貨を引き出す方法と、クレジットカードで海外キャッシングする方法があります。

ATM運営会社の手数料と、カード・サービス側の引き出し費用は別です。円換算を提案されるDCCにも注意してください。

クレジットカードのキャッシングは借入なので、金利、返済までの日数、繰り上げ返済の方法を確認する必要があります。

例えば年18%、5万円を10日間借りた場合、利息は単純計算で約247円です。ただし、これは利息だけの例で、ATM費用やその他の条件は含みません。短期間で返せば必ず最安になる、とは言い切れません。

7.Apple Payなど:支払い方を変えても手数料は消えない

スマートフォンのタッチ決済は便利ですが、登録したカードを使う支払いであれば、そのカードの海外利用条件が基本になります。

カードを直接差し込む代わりにスマホでタッチしただけで、海外事務手数料がなくなるわけではありません。スマホ決済を選ぶ際も、登録するカードやサービスの費用を確認しましょう。

海外手数料を減らすために、出発前にやること

還元率より「費用を差し引いた結果」を比較する

4.50%の手数料がかかるカードで1%相当のポイントを得ても、手数料を埋め合わせることはできません。

マイルは使い方によって価値が変わるため、一律に現金と同じ還元率とは扱えません。まず支払額を比べ、そのうえで自分が使い切れるポイント・マイルの価値を加えて判断しましょう。

新しいカードを作るなら年会費や発行費用も含めます。手数料差が1ポイントなら、10万円の利用で節約できるのは約1,000円です。利用額が少なければ、追加費用のほうが大きくなる可能性があります。

ホテルやレンタカー用にクレジットカードを残す

普段の買い物を多通貨対応カードへ移す場合でも、クレジットカードは予備として持っておくと便利です。

ホテルやレンタカーでは、物理的なクレジットカードの提示を求められる場合があります。予約先が受け付けるカードの種類を確認し、名義や利用可能枠にも余裕を持たせましょう。

出典:Wise・デジタルカード利用時の注意

旅行保険の利用付帯条件を確認する

旅行代金の支払方法を変える場合は、カード付帯保険の条件も確認しましょう。

利用付帯の保険は、指定された旅行代金などを対象カードで払うことが条件になる場合があります。保険を使う予定があるなら、カードの保険案内で対象となる支払いを確認してから使い分けると安心です。

出発前の確認リスト

  • 手持ちカードの海外事務手数料と改定予定を確認する。
  • 決済サービスの入金・両替・発行費用を確認する。
  • 無料枠や時間外両替の条件を確認する。
  • ホテル、レンタカーのカード条件を確認する。
  • カードの暗証番号と利用可能枠を確認する。
  • スマホ以外に物理カードと少額の現金を用意する。
  • 現地通貨を選び、レシートの通貨も確認する。

海外クレジットカード手数料のよくある疑問

日本にいながら海外通販を使ってもかかる?

外貨決済なら対象になります。日本語のサイトでも、決済通貨が米ドルなどになっていないか、支払い画面を確認しましょう。

円払いを選べば無料になる?

円払いでも、DCCの換算レートにコストが含まれている場合があります。発行会社によって円建て海外利用の扱いも違うため、「JPYなら追加費用なし」とは判断できません。

現地通貨なら手数料はゼロ?

通常のクレジットカードでは、カード会社の海外事務処理手数料が残ります。現地通貨を選ぶだけですべての費用がなくなるわけではありません。

海外事務手数料を払わずに済む方法はある?

同じカードで対象の外貨決済をする限り、規定の手数料を個別に外してもらうことは基本的にできません。一方、別のカードや外貨決済サービスに切り替えれば、負担を抑えられる可能性があります。

両替が必要な場合は、手数料が別表示されていなくてもレートに含まれるコストがないか確認しましょう。

まとめ:海外の支払いは、マイルと手数料をセットで考える

三菱UFJニコスの対象カードでは、2026年11月から海外事務処理手数料が引き上げられます。

「いつものカードだから」「マイルがたまるから」と使い続ける前に、外貨決済にいくら上乗せされるのかを確認したいところです。

海外では現地通貨を選び、日常の買い物は費用の低い決済手段を比較する。ホテルやレンタカーには必要なクレジットカードを用意し、少額の現金も持っておく。

すべてを一つの支払方法にまとめる必要はありません。旅先で使えることと、費用を抑えられることの両方を考えて使い分ければ、海外旅行の出費を減らせます。

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