米国債権ETF AGGとBND 比較 どちらがいいか

投資

投資の鉄則として「すべての卵を一つのカゴに盛らない」があります。
株式暴落リスクに備えて債権への投資も検討しておくことは重要だと思います。

そこで今回は米国債権ETFとして有名なAGGとBNDを比較していきます。

本記事の内容

AGG, BNDとは
AGG, BND比較
まとめ

AGG, BND とは

【AGG】iシェアーズ コア 米国総合債券市場 ETF
米国で公募発行される投資適格債券市場全般に投資しています。

【BND】 バンガード 米国トータル債券市場ETF
米国の投資適格債券市場全体への幅広く分散投資しています。

各ETFのファンド概要から見ても分かる通り投資対象としてはどちらもほぼ同じです。

AGG, BND 比較

基本データ

AGG BND
基準価額(米ドル) 118.79 (2020/07/20) 88.75 (2020/07/20)
純資産総額(百万米ドル) 75,502.53 (2020/06/30) 56,046.09 (2020/06/30)
分配利回り 2.42% 2.44%
経費率 0.05% 0.04%
設定日 2003/09/22 2007/04/03

構成比率上位

AGG BND
財務省(国債) 38.01 40.80%
モーゲージ・パススルー証券 25.53 21.10%
資本財・サービス 17.36 17.10%
金融機関 8.4 8.90%
公益事業 2.3 2.00%
商業用不動産担保証券 2.1 1.80%

分配金実績

AGG BND
2019/12/19 0.190502 2019/12/23 0.187284
2019/12/02 0.245702 2019/12/02 0.179979
2019/11/01 0.251365 2019/11/01 0.185305
2019/10/01 0.25528 2019/10/01 0.181656
2019/09/03 0.263347 2019/09/03 0.188198
2019/08/01 0.260423 2019/08/01 0.193413
2019/07/01 0.251962 2019/07/01 0.194464
2019/06/03 0.260135 2019/06/03 0.19348
2019/05/01 0.260316 2019/05/01 0.194785
2019/04/01 0.261925 2019/04/01 0.199608
2019/03/01 0.266835 2019/03/01 0.183666
2019/02/01 0.268343 2019/02/01 0.198345
合計 3.036135 合計 2.280183
AGG BND
2020/07/01 0.222865 2020/07/01 0.162394
2020/06/01 0.213602 2020/06/01 0.168739
2020/05/01 0.236297 2020/05/01 0.173849
2020/04/01 0.24868 2020/04/01 0.190462
2020/03/02 0.239027 2020/03/02 0.172749
2020/02/03 0.243425 2020/02/03 0.182502
合計 1.403896 合計 1.050695

パフォーマンス

AGG, BND のパフォーマンスの比較です。今はAGGの方が若干良いですがほぼ同じです。

S&P500のチャート(緑色)も加えて比較してみます。

2020年3月のコロナショックでの暴落はS&P500に比べてAGG, BNDの方が緩やかなことが分かります。

アセットアロケーションに債権を入れる事で株式の落ち込みを和らげることが期待できますね。

まとめ

これまで比較してみましたがAGG, BND どちらに投資しても遜色はありませんでした。

あえて言うなら現状は基準価格が低く、分配利回りが高く、経費率が低いBNDの方がはじめやすいかなと思います。

投資の神様ウォーレンバフェットは「10%債権、90%を低コストのインデクッスファンドに投資するのが良い」と言っています。

この機会に債権を組み込むことを検討してみてはいかがでしょうか。

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