米国ETF購入検討している方は VTI か VOO どちらにするかで迷う方も多いかと思います。
そこで今回は VTI と VOO の違いを比較していきます。
本記事の内容
VTI と VOO の 概要
セクター別構成比率
VTI と VOO の パフォーマンス
VTI と VOO どちらがいいか
まとめ
VTI と VOO の 概要
それぞれのETFの特徴としてVTIは全米株式市場のほぼ全銘柄、VOOは米国の大企業上位500銘柄を集めたものになります。
- 基準価額はVOOの方が約2倍と高い
- VOOは約10年遅れて開始されたが純資産総額は既に同程度になっており人気がある
- 経費率は同じだが、分配金利回りはVOOの方が若干良い
- 構成銘柄数はVTIの方が多いため分散が効いている
VTI / バンガード トータルストック | VOO / バンガード S&P 500 | |
基準価額(米ドル) | 158.32 (2020/06/03) | 287.09 (2020/06/03) |
純資産総額(百万米ドル) | 140,063.85 (2020/05/29) | 139,017.57 (2020/05/29) |
経費率 | 0.03% | 0.03% |
分配利回り | 1.73% | 1.84% |
直近分配金(米ドル) | 0.6136 (2020/03/26) | 1.178 (2020/03/10) |
分配金回数/年 | 4 | 4 |
ファンド概要 | 米国株式市場の銘柄ほぼ100%カバー | 米国を代表する大型株500銘柄 |
構成銘柄数 | 3,513 | 509 |
設定日 | 2001/05/24 | 2010/09/07 |
銘柄名 / 順位 | ||
1 | MICROSOFT ORD | MICROSOFT ORD |
2 | APPLE ORD | APPLE ORD |
3 | AMAZON COM ORD | AMAZON COM ORD |
4 | FACEBOOK CL A ORD | FACEBOOK CL A ORD |
5 | ALPHABET CL A ORD | BERKSHIRE HATHWAY CL B ORD |
セクター別構成比率
比率の違いは多少ありますが、対象セクターはほぼ同じです。
VTI
出典:バンガード
VOO
出典:バンガード
VTI と VOO の パフォーマンス
VTIとVOOの過去10年間のパフォーマンスです。
赤矢印は新型コロナウィルスの時期になります。
全体を通しても騰落とも同じ動きをしておりどちらもほぼ同じパフォーマンスと言えるでしょう。
出典:Yahoo finance
VTI と VOO どちらがいいか
これまで比較してきた通りVTIとVOOは違いはほぼありません。
違いをあげるとすれば構成銘柄数になります。VTIは米国全体の3500社に投資するのに対し、VOOは米国大企業500社に絞って投資することになります。
私個人としては、VTIの方が構成銘柄が多い分より分散が効いていること、またVTIには大型株だけでなく中型株や小型株も含まれるため今後の成長にも期待ができることからVTIの方をおすすめします。私自身もVTIを定期的に購入しています。
しかし、これまで比較してきた通りVOOも優良な投資対象であることは間違いありません。また純資産総額がVTIに追いついてきていることからも多くの投資家から支持されていることがうかがえます。
まとめ
いかがだったでしょうか。VTIもVOOも甲乙付け難い優良なETFです。
今回の比較が参考になったら幸いです。
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