2019年ANA SFC修行のルートと費用を公開|海外発券・国際線乗り継ぎで52,312PP

旅行

私は2019年にANAの「プラチナサービス」ステイタスを達成し、スーパーフライヤーズカード(SFC)を取得しました。

2011年にJALのJGCを取得したときは、国内線を中心にルートを組みました。一方、2019年のSFC修行では、国際線を中心に利用しています。

JGC取得時に実際に搭乗したルートや費用については、2011年のJAL JGC修行で利用した全ルートと費用で詳しく紹介しています。

SFC修行の定番といえば、羽田―那覇を何度も往復する方法です。短期間で効率よくプレミアムポイント(PP)を貯めるなら、現在でも有力な選択肢の一つでしょう。

ただ、私はせっかく飛行機に乗るなら、目的地での観光も一緒に楽しみたいと考えました。そのため、同じ路線の単純往復ではなく、クアラルンプール、シドニー、バンクーバー、シンガポールなどを組み合わせています。

最終的な実績は、52,312PP、費用約60万円、PP単価約11.5円でした。

決して最安ルートではありません。それでも、修行だけを目的に同じ区間を往復するのではなく、旅行を楽しみながら達成できたので、私にとっては満足度の高いSFC修行になりました。

この記事では、2019年に実際に利用した全ルートと費用、海外発券、国際線に国内線区間を組み合わせた方法を紹介します。

この記事は2019年の搭乗記録を、2026年8月時点の情報を加えて再編集したものです。

運賃、予約クラス、プレミアムポイントの積算条件は当時から変わっています。同じルートを現在利用しても、同じ金額・PPになるとは限りません。

SFCの取得条件と2019年の修行結果

スーパーフライヤーズカードは、ANAの「プラチナサービス」または「ダイヤモンドサービス」メンバーが申し込める、クレジットカード機能付きの年会費有料カードです。

ANAグループ運航便で100万ライフタイムマイルに到達した場合も、ステイタスにかかわらず申し込めます。

一般的な方法でプラチナステイタスを獲得するには、1月から12月までの1年間に50,000PPを獲得し、そのうち25,000PP以上をANAグループ運航便で獲得する必要があります。

私が2019年に達成した実績は次のとおりです。

項目 実績
達成したプレミアムポイント 52,312PP
費用 約60万円
PP単価 約11.5円
主な行き先 クアラルンプール、シドニー、バンクーバー、シンガポール
主な搭乗クラス エコノミー、プレミアムエコノミー
特徴 海外発券と国際線乗り継ぎの国内区間を活用

PP単価は、かかった費用を獲得PPで割った数字です。

約600,000円 ÷ 52,312PP = 約11.47円

そのため、この記事ではPP単価を約11.5円としています。

費用だけを優先するなら、当時も羽田―那覇などの国内線を効率よく往復する方が安く済む可能性がありました。

私のルートは、費用の安さよりも「行き先を変えながら旅行として楽しむこと」を重視しています。

なお、現在はANAグループ便で30,000PPを獲得し、対象となるライフソリューションサービスの利用数やANAカード・ANA Payの決済額など、複数の条件を満たしてプラチナステイタスを獲得する方法もあります。

条件は年度によって確認が必要です。

最新の条件は、ANA公式サイトのステイタス獲得条件で確認してください。

2019年に搭乗した全ルート

実際に搭乗したルートは次のとおりです。

No. 時期 出発地 到着地 クラス・予約クラス 積算マイル 獲得PP 累計PP
1 2019年1月 熊本 羽田 エコノミー(S) 355 568 568
2 2019年1月 羽田 クアラルンプール エコノミー(S) 2,086 2,503 3,071
3 2019年1月 クアラルンプール 羽田 エコノミー(B) 4,172 5,407 8,478
4 2019年3月 羽田 那覇 エコノミー(積算率75%) 922 1,476 9,954
5 2019年3月 那覇 羽田 エコノミー(Y) 1,230 1,968 11,922
6 2019年3月 羽田 シドニー プレミアムエコノミー(G) 6,078 7,694 19,616
7 2019年3月 シドニー 羽田 プレミアムエコノミー(G) 6,078 7,694 27,310
8 2019年3月 羽田 那覇 エコノミー(Y) 1,230 1,968 29,278
9 2019年3月 那覇 羽田 エコノミー(積算率75%) 922 1,476 30,754
10 2019年5月 羽田 バンクーバー プレミアムエコノミー(E) 5,851 5,081 35,835
11 2019年5月 バンクーバー 羽田 プレミアムエコノミー(E) 5,851 5,081 40,916
12 2019年5月 広島 羽田 エコノミー(積算率75%) 387 621 41,537
13 2019年7月 羽田 クアラルンプール エコノミー(B) 4,172 5,407 46,944
14 2019年7月 クアラルンプール シンガポール エコノミー
15 2019年7月 シンガポール 羽田 プレミアムエコノミー(E) 4,802 5,368 52,312
合計 44,136 52,312

※マイルとPPは当時の利用実績に基づいています。ボーナスマイルなどの影響により、積算マイルとPPは単純には連動しません。

No.14のクアラルンプール―シンガポールは、ANAのプレミアムポイント積算対象外だったため、PPには含めていません。

熊本から始まっている理由

最初の区間が羽田ではなく熊本から始まっているのは、海外発券した航空券を前年から引き続き利用していたためです。

この航空券は、次のような旅程でした。

クアラルンプール → 羽田 → 熊本 → 羽田 → クアラルンプール

2018年中に「クアラルンプール→羽田→熊本」まで搭乗し、2019年に残りの「熊本→羽田→クアラルンプール」を利用しました。

No.1とNo.2が前年から続く海外発券の残りの区間で、No.3の「クアラルンプール→羽田」とNo.13の「羽田→クアラルンプール」は、次の海外発券を往復で利用したものです。

このように海外発券を連続させる場合、日本発の往復航空券とは旅程の見え方が大きく異なります。

国際線中心のルートを選んだ理由

SFC修行でよく使われるのが、羽田―那覇を繰り返し往復する方法です。

長距離の国内線はPPを貯めやすく、同じ区間を利用すれば計画も立てやすいため、日数や費用を抑えたい人には合理的な方法だと思います。

一方、私は同じ区間を何度も往復するよりも、行ったことのない都市や、もう一度訪れたい場所への旅行を組み合わせたいと考えました。

そこで、次のような方針でルートを組みました。

  • 国際線のプレミアムエコノミーを利用する
  • クアラルンプール発の海外発券を活用する
  • 国際線の前後に那覇発着の国内線区間を加える
  • 目的地で観光する時間を確保する

プレミアムエコノミーはエコノミークラスより運賃が高くなりますが、長距離路線でも比較的快適に移動でき、対象となる予約クラスであれば多くのPPを獲得できます。

実際に、羽田―シドニー往復では15,388PP、羽田―バンクーバー往復では10,162PPを獲得しました。

効率だけを追求したルートではありませんが、シドニーやバンクーバーで観光も楽しめたため、「修行をしている」というより、複数の旅行を重ねた結果としてSFCに到達した感覚に近かったです。

海外発券を利用したSFC修行

海外発券とは、日本以外の国や地域を出発地として航空券を購入する方法です。

私の場合は、クアラルンプール発の航空券を利用しました。

海外発券は、出発地や時期、為替、予約クラスによっては、日本発の航空券より安く購入できることがあります。

特に国際線のプレミアムエコノミーやビジネスクラスを利用してPPを貯めたい場合、当時は有力な方法の一つでした。

ただし、海外発券には注意点もあります。

  • 最初の出発地まで別の航空券で移動する必要がある
  • 航空券は旅程の順番どおりに使わなければならない
  • 途中の区間を利用しないと、その後の予約が取り消されることがある
  • 為替や燃油サーチャージによって総額が変わる
  • 変更・払い戻し条件が日本発の運賃と異なる場合がある
  • 海外発券が常に日本発より安いとは限らない

航空券単体では安く見えても、海外の出発地まで移動するための費用や宿泊費を含めると、必ずしもPP単価が良くなるとは限りません。

また、複数の海外発券をつなげるとルートが複雑になります。

遅延や欠航で次の航空券に乗り継げなかった場合、別切り航空券では保護されない可能性もあるため、余裕のある日程を組むことが大切です。

海外発券の仕組みや注意点については、別の記事でも詳しく紹介しています。

海外発券とは?ANA国際線航空券を海外出発で購入する方法

国際線に国内線区間を組み合わせた方法

2019年のSFC修行では、国際線航空券の前後に国内線区間を組み合わせる方法も利用しました。

実際に利用した主な旅程は次のとおりです。

那覇 → 羽田 → シドニー → 羽田 → 那覇

羽田―シドニーだけを往復するのではなく、出発地と最終到着地を那覇にすることで、那覇―羽田の国内線区間も同じ国際線旅程に加えています。

当時、この国内線区間は片道約1万円で購入できました。

さらに、予約クラスYとして那覇―羽田の片道で1,968PPを獲得できたため、費用を抑えながらPPを上乗せできました。

ただし、片道約1万円という金額と1,968PPは、あくまで2019年当時の私の実績です。

ANAは2026年5月19日搭乗分から国内線運賃をリニューアルしています。

現在も国際線に接続する国内線向けの「フレックス(国際線接続専用)」はありますが、実際の運賃やマイル・PP積算率は、発券方法や国内線の予約クラスによって異なります。

そのため、現在ルートを組む場合は「国際線に国内線を付ければ必ず片道1万円」「必ず100%積算」とは考えず、予約画面に表示される総額と予約クラスを確認する必要があります。

ANAのウェブサイトでは、出発地に那覇などの国内空港、目的地に海外の空港を指定して検索できます。ただし、路線や運賃によっては希望する組み合わせが表示されない場合もあります。

発券前に、ANA公式のプレミアムポイント積算条件と、国内線運賃別の積算率を確認するのがおすすめです。

これからSFC修行をする場合の注意点

2019年当時と現在では、航空券の価格も運賃制度も大きく変わりました。

特に国際線は、為替や燃油サーチャージの影響を受けます。過去にPP単価が良かったルートでも、現在は割高になっていることがあります。

これからSFC修行を計画するなら、次の点を確認しておくと安心です。

  • 運賃額だけでなく、予約クラスと獲得予定PPを確認する
  • PP単価に、位置付け便や宿泊費を含めるか決めておく
  • 別切り航空券を利用するときは、乗り継ぎ時間に余裕を持たせる
  • 海外発券は全区間の日程と使用順序を確認する
  • 50,000PPのうちANAグループ運航便で必要なPP数も確認する
  • 制度や運賃の変更を前提に、発券直前に再計算する

また、ANAは2028年4月からのSFCサービス改定を案内していましたが、2026年8月時点では改定内容の見直しを検討しており、詳細を2026年9月末までにあらためて案内するとしています。

当初発表された制度改定の内容や「改悪」といわれた理由、これからSFC修行をする人への影響については、ANA SFC改定は見直しへ!「改悪」は撤回されるのか?で詳しくまとめています。

SFC取得を目的にまとまった費用を使う場合は、入会条件だけでなく、取得後に受けられるサービスが今後どう変わるのかも確認しておいた方がよいでしょう。

最新の公式情報は、ANA公式サイトのSFC制度変更案内で確認できます。

まとめ|最安ではなくても楽しめたSFC修行

私の2019年のSFC修行は、次のような結果になりました。

  • 獲得したプレミアムポイントは52,312PP
  • 費用は約60万円
  • PP単価は約11.5円
  • 海外発券と国際線に接続する国内線区間を活用
  • シドニーやバンクーバーなどの観光も楽しんだ

費用だけを見れば、もっと効率のよいルートはあったと思います。

それでも、同じ国内線を何度も往復するのではなく、複数の国や都市を訪れながら達成できたことで、移動そのものが思い出に残るSFC修行になりました。

SFC修行は、最安のルートがすべての人にとって最適とは限りません。

費用を優先するのか、短期間での達成を優先するのか、それとも旅行や観光も一緒に楽しみたいのか。

自分が何を重視するのかを決めたうえで、無理のないルートを組むことが大切です。

2019年当時の記録ではありますが、国際線を組み合わせたSFC修行の一例として参考になれば幸いです。

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