投資や節約を続けていると、資産額が増えていくこと自体が目的になってしまうことがあります。
もちろん、お金は人生を豊かにするための大切な道具です。
しかし最近、改めて「お金の使い方」について考えさせられる出来事がありました。
「もっと現金を使っておけば良かった」という言葉
株主優待で有名な個人投資家・桐谷広人さんは、がんを経験した際に
「もっと現金を使っておけば良かった」
という趣旨の話をされていました。
何億円もの資産を築いた方だからこそ、この言葉には非常に重みがあります。
お金はあとから増やせる可能性があります。
しかし、
- 健康
- 若さ
- 体力
- 気力
これらは、お金では取り戻せない場合があります。
投資をしていると「もっと資産を増やしたい」と考えがちですが、その一方で健康な時間は毎日少しずつ減っていきます。
だからこそ、この言葉は多くの人にとって考えさせられるものではないでしょうか。
40代でも体力の衰えを感じた旅行
先日、友人と旅行へ行きました。
友人はまだ40代です。
それでも以前とは明らかに違う姿を目の当たりにしました。
- 糖尿病になっていた
- 乗り物ですぐ酔ってしまう
- 暑い中を歩くとすぐにダウンする
- 旅館の料理もあまり食べられない
- 温泉も長く入れない
- 朝起きるのがつらく、チェックアウト時間ぎりぎりまで横になっていた
- 観光地でも少し歩くたびに椅子へ座って休憩する
旅行前は朝からいろいろ観光しようと話していました。
しかし実際はホテルを出るのも遅くなり、少し歩いては休憩の繰り返しでした。
もちろん病気の影響もあるでしょう。
ですが、年齢とともに体力や気力が落ちることは誰にでも起こります。
他の同年代の知人と会っても、
「以前より疲れやすそうだな」
「昔ほど食べられなくなったな」
と感じることが増えてきました。
人生は「思い出」を作る時間でもある
私は、
人生は思い出を作る時間でもある
と思っています。
もちろん、
「若いうちに全部使ってしまおう」
という考えではありません。
老後資金も必要です。
投資も続けるべきです。
しかし、
- 行きたい場所へ行かなかった
- 見たい景色を見なかった
- 会いたい人に会わなかった
- 挑戦したいことを先延ばしにした
そんな人生になってしまったら、お金だけが増えても少し寂しい気がします。
資産が増えることも大切ですが、思い出も同じくらい増やしていきたいものです。
お金には「使いどき」がある
お金には使いどきがあります。
20代だから楽しめること。
30代だから挑戦できること。
40代だから体力的に楽しめること。
健康だからこそ味わえる経験があります。
同じ旅行でも、
70歳で行く旅行と40代で行く旅行では楽しみ方が大きく変わります。
長時間歩く観光。
ご当地グルメ。
温泉巡り。
アクティビティ。
これらは健康だからこそ思い切り楽しめます。
時間だけではありません。
健康にも期限があります。
資産形成は人生を豊かにするための手段
投資を続けていると、
- 資産3,000万円
- 資産5,000万円
- 資産1億円
と、次の目標ばかり見てしまいます。
ですが、本来の目的は資産額ではありません。
人生を豊かにすること。
そのための手段が資産形成です。
旅行へ行く。
美味しいものを食べる。
家族や友人との時間を楽しむ。
趣味にお金を使う。
こうした経験も、お金があるからこそ実現できます。
お金は増やすためだけではなく、人生を豊かにするためにも使うものだと思います。
「あの時やっておけば良かった」を減らしたい
人生の最後に、
「あの株を買っておけば良かった」
と思う人は、おそらく多くありません。
それよりも、
- あの国へ行っておけば良かった
- あの景色を見ておけば良かった
- あの人に会っておけば良かった
- あの経験をしておけば良かった
そんな後悔の方が多いのではないでしょうか。
未来のために貯めることはもちろん大切です。
しかし、今しかできない経験を先送りし続けることも、後悔につながるかもしれません。
まとめ
お金は人生を豊かにするための道具です。
たくさん貯めることも大切ですが、それだけが人生のゴールではありません。
健康な今だからこそできる旅行。
体力があるからこそ楽しめる体験。
会いたい人に会える時間。
これらには期限があります。
将来の安心に備えながらも、「今しかできない経験」にもしっかりお金と時間を使う。
その積み重ねが、人生を振り返ったときの「豊かさ」になるのではないでしょうか。
皆さんは、お金を貯めることと今を楽しむことのバランスについて、どのように考えていますか?


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